ウイスキーマガジンライブ2008に行って参りましたので, 簡単にレポートでも.

こちらは, タリスカーのマスタークラスの写真.
このマスタークラスでは,
- タリスカーの原酒
- タリスカー 10年
- タリスカー 18年
- タリスカー 25年
- タリスカーダブルマチュアード
をいただきました.
急峻な崖を有するスカイ島のモルトらしく, 潮の香りと力強さをもつモルトでございました.
タリスカーは10年とダブルマチュアードは, 家で飲んだこともあったのですが, 18年, 25年は今回が始めての試飲.
18年になると, リンゴのような甘い香りがでてきて, 甘く, 熟成された味わいとなってました.
スモーキーさも少し枯れた感じがして, 品評会で金賞を受賞したというのも納得の味わいでした.
25年のほうはカスクストレングス.
アメリカンホワイトオーク樽のものをメインに使ったらしく, 18年に比べると色は薄めです.
味わいとしては, 18年よりさらに熟成され, 甘くなめらかになった印象でした.
25年はもちろんうまかったのですが, 個人的な好みとしては, 18年のほう.
力強さを失わず, それでいて熟成された香りと味わい.
デイヴじゃないですが, ほんとに欠点すら見当たらない, という逸品でした.

これは, ロングロウのマスタークラス.
こちらでいただいたのは,
- ロングロウ CV
- ロングロウ 100 proof
- ロングロウ 14年
- ロングロウのバーボン樽カスクサンプル
- ロングロウガイヤフィニッシュ
スプリングバンクが, "アイラでなくてもピーティーなウイスキーが作れるか" という賭けとして作成したロングロウ.
どれも, オレンジのような柑橘香を持ちつつも, フィニッシュにスモーキーさが残る力強い味でした.
ロングロウ CV は今後, ロングロウのメインストリームとなる商品らしいのですが, 6年程度の酒がメインで使われているらしく, 力強く, ピーティー.
加水すると, 甘く滑らかなクリーム香がしました.
ロングロウ 100 proof は 57% と, アルコール度が高く, さらに塩気を含んだ味わい.
ロングロウ 14年は, シェリー樽をメインに使ったらしく, 香りは甘く, クリーミーながらも, 後にはしっかりとシェリー香が残ってました.
スモーキーさもありましたが, こちらは熟成年度が長いためか, CV よりはさすがに弱め.
ガイヤフィニッシュは, ワイン樽でフィニッシュしたせいか, 独特な味わい.
太い味わいの中に, ワインの渋みや深みが出ていた気がします.
ちなみに, こちらのガイヤフィニッシュは現在, 船に乗って日本に運ばれてきているらしく, あと1ヶ月程度で日本発売だそうです.

そして, こちらが白州のマスタークラス.
正直なところ, 日本のウイスキーにあまり興味が無かったため, "おまけ" 的な参加だったんですが, 白州の深さに驚きの連続でした.
こちらで試飲したのは.
- 白州 10年
- 白州 12年
- 白州 18年
- 白州 25年
- 白州 スパニッシュオーク
- 白州 ヘヴィリーピーテッド
タリスカーやロングロウからは潮の香りがしていたわけですが, この白州は森の中で蒸留, 貯蔵されているためか, 爽やかな森の香りがします.
白州のスピーカー曰く, 白州10年は, 青りんごやミントの香りがして, ソーダ割などに適するとのことでしたが, 飲んで納得.
とにかく香りが爽快で, 味もクリーミーな甘さをもつため, ほんと夏場にソーダ割で楽しみたくなる逸品.
12年は, 10年の青りんご香を残しながらも, 少しスモーキーな印象.
ただ, 爽やかさという特徴では10年のほうがよかったため, 僕にとってはやや中途半端な印象も...(失礼)
18年になると, 青りんごの香りは隠れ, やや熟した果実香となりました.
飲んでみると, スモーキーで長い余韻が残ります.
この辺になると, 割らずにストレートで楽しみたいですね.
で, 18年の後に出てきたのが, 来月市場に出回る白州25年.
希少価値もあいまってか1本10万円の代物ですが, このクラスでは惜しげもなく振る舞われてます. すげー.
長期熟成のため, 香りはメロンとキャラメルのような甘い香り.
1981年の原酒のみをブレンドし, ブレンドした後の後熟に1年をかけたとのことでしたが, 個性の強い原酒のブレンドにも関わらずうまく調和している印象でした.
シェリー樽のものを多めに使っているせいか, 琥珀色で, シェリー香もしています.
18年よりも弱いですが, 枯れたスモーキーさがあり, その面でも楽しめる酒.
その後でいただいたのは, バー限定発売となるスパニッシュオークとヘヴィリーピーテッド(どちらも9000円程度だそうです).
スパニッシュオークのほうは, 少し山崎を連想させる味.
スパニッシュのシェリー樽のせいかどうかは知識がないためわかりませんが, 濃厚なトロピカルフルーツの香りがしてました.
味のほうも, 甘くクリーミーで, 最後にやはりシェリー香が残ります.
最後のヘヴィリーピーテッドですが, こちらはとてもおもしろい酒でした.
甘い香りを持ち, スモーキーなのですが, 最後の最後に白州独特の青りんご香が鼻を抜けていきます.
若さを持ちながらも, スモーキー.
かといって, 最近流行りの若いアイラモルトみたいなやんちゃな印象はなく, うまくまとまっている感じ.
こいつは, うまい.
これらの試飲だけでなく, 各マスタークラスでは蒸留責任者などからの貴重な話が聞けて, とても楽しかったです.
来年も絶対いきます!
上は, マスタークラスでしたが, 試飲会場のほうも充実.
試飲会場で飲んだものを(自分の記録用も含めて)列挙しておきます.
- トマーティン 1974
- ダンカンテイラー グレンリベット 38年
- ダンカンテイラーブレンデッド 38年
- ダンカンテイラー ジュラ 21年
- シングルトン 12年
- シングルトン 18年
- 響 30年
- ラフロイグ 30年
- バランタイン 21年
- ハイランドパーク 30年
- スリーリバーズ ボウモア 17年
- シグナトリー ベンリアック ピーテッド 1994年
- シグナトリー グレンキース 15年
- リカーズハセガワ アードベッグ 7年
- ギンコー
- イチローズモルト(ブランデー樽フィニッシュ?)
- オールドバランテュラン
響30年, ラフロイグ30年, ダンカンテイラーのジュラは優良でしたが, 他は入場料の5000円だけで飲み放題.
どんだけすごいイベントなんだとツッコミたくなります.
# ちなみに, 赤字になっているのは, 値段と味のバランスがとれているなー, と思い, 買いたくなったお酒群.
# もちろん, 味は僕の好みで選んでるので, 誰にでもあてはまるというわけではないです.
# それに, 赤字の奴を買うと決めたわけではないです.
# さらに, 買ったからといって, うちに来たときに振る舞えるかどうか, はまったく別問題です.
あと, いろいろ雑多な写真を載せておきます.

こちらは, ハイランドパークのレアもの5点セット.

ラフロイグ30年と, シングルトン18年.

タリスカー7人集.
誰が誰かは忘れました...

ダンカンテイラー勢ぞろい.
この写真に写ってるのを全部買うと, 諭吉さん10枚ぐらいは必要.